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テディ・“クマムシ”作りました(デジタルリマスター)

テディベア。いわずとしれた、あのぬいぐるみのクマだ。その誕生は100年も昔、ルーズベルト大統領がクマを助けた故事に由来する(彼の通称が「テディ」だったのだ)。あの地べたに四肢を投げ出した愛らしいポーズ、その様式美、そしてそれを取り巻くファン、団体の多さ。手芸は好きだが、なんだか敷居が高く感じられて、テディベアには敬して近寄らないで来た。

いっぽう、クマムシという虫がいる。虫と言ったが正式には緩歩(かんぽ)動物といい、その名のとおりクマに似ている。8本の足でずんぐりとしており、ゆっくりと歩く。体長は2mmにも満たない。

そのクマムシが、最近気になってしょうがない。なぜならば脅威の生命力を持っているというのだ。極限の乾燥に耐え、絶対零度の温度や真空・高圧のなかでも平気、途方もない量の放射線にも耐えられる!宇宙空間にさらされて数日生きていたという記録もある!なんと お強いのか。

そんなスーパー能力を持っているのに、彼らは非常に地味な外見をしている。クマ、と言われりゃクマだが・・・しかしテディベアも、あれもクマと言われてるからいちおうクマと思えるが、あんなクマは正直いない。でもかわいい。

ならば、クマムシだってテディでいいじゃないか。クマムシのぬいぐるみはすでに存在するようだが、ここでは「テディベア方式」で、かわいくしてあげたい。長々書いたけど、最後の1文だけで十分だった。

2009年9月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

Source: daily

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