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江戸時代の都市伝説に迫る(デジタルリマスター)

嘘のようで本当なのか、本当のような嘘なのか。その信憑性はさまざまだろうが、都市伝説と呼ばれる話は面白い。

ピアスの穴から白い糸が出て来てそれを抜いたら失明したとか、口裂け女が現れたとか。最近では何かと秘密結社が関係してくる陰謀説的な都市伝説も多い。

そんなの嘘だろ、とか思いつつも心のどこかで信じようとしている自分がいる。もし本当だったら面白いからだ。都市伝説が広まるのは、そんな人間の心理をついているからだと思う。そして、そういう話に興味があるのは現代の人間だけでなく、昔の人たちも同じだったようである。

今から200年以上も前、奇談や噂話を披露する「兎園会」と呼ばれる寄合いがあり、そこで発表された話が兎園小説としてまとめられているのだ。つまりそれは江戸時代の都市伝説なんだと思う。

今回はその兎園小説の第14話に収録されている「うつろ舟の蛮女」という都市伝説の謎に迫ります。

2008年9月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

Source: daily

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