ある日のこと。車に乗って信号待ちをしていた時である。何気なく美容室の建物に目を向けたところ、なんだかおかしい。
ぎっしりと埋まっているのだ。玄関が、外壁の一部が、ブチ抜かれて、商品で埋め尽くされているのだ。
外から確認できるだけでも、本、洋服、楽器やキッチン用品や家電。中には段ボールや箱に入っていて姿が見えないものもある。
HARDOFFをバックヤードごと二度シェイクしたかのような、ジャンルを越えた物の集合体だった。
信号待ちの短い時間で必死に情報を探すと、壁に古物商 万徳屋(まんとくや)の屋号が手書きされているのを発見した。どうも、リサイクルショップのようだ。
Source: daily