「私と青のり 松本圭司」
諸君、私は青のりが好きだ
諸君、私は青のりが大好きだ
ナガイの青のりが好きだ
三島の青のりが好きだ
四万十川の青のりが好きだ
お好み焼きで 焼きそばで
白飯で カツ丼で
揚げ物で スナック菓子で
この地上で掛けられるありとあらゆる青のりが大好きだ
お好み焼きに青のりを掛けた瞬間クシャミをして吹き飛ばすのが好きだ
宙に舞った青のりがテーブル上でばらばらになった時など心が躍る
好きなあの子が「美味しいね」と言ったその口から覗く青のりがたまらない
その笑顔と青のりとのギャップには絶頂すら覚える
思わず大量の青のりを掛けてしまうのが好きだ
青のりに蹂躙され真っ青になってしまったお好み焼きもまたとても美味そうだ
諸君、私は青のりを山のような青のりを望んでいる
君たちは一体何を望んでいる?
更なる青のりを望むか?
情け容赦なく全てを緑に沈める青のりを望むか?
「青のり!青のり!青のり!」
よろしい。ならば青のりだ。
えーと、今回のテーマは青のりです。
※2007年3月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
Source: daily