高度成長期頃に巻き起こった手芸ブーム。
わたしは今、その渦中で発行された手芸本を集めるのにハマっている。
そして、当時の手芸本(主に編み物本)を読み漁る上で、どうしても見過ごせない存在がいることに気付いた。
『彼』だ。
当時の手編み界隈で旋風を巻き起こした一大ジャンル、それが「『彼』のセーター」だった。
なぜ、編み物本は『彼』を必要としたのか。編み物本における『彼』とはなんだったのか。
今回は、実際にセーターを編みながら、編み物本における『彼』の存在について考えていく。
Source: daily