町には人の視点がくっついている
ここで転んだ、ここに友達が住んでいた、よくここに猫がいる、この石が人の顔に見える。
子どものころ、近所はそんな濃い世界でした。
大人になってから引っ越してきた街はなんだか平坦で、ここで生きているという実感がわいてきません。(でも長く住むにつれて景色に凹凸ができてきます)
そんな場所にくっついている記憶や個人的な見どころをかき集めるプロジェクトがしてんマップです。
してんマップがあると世界が違って見える。そのおもしろさを味わうために、さらに視点を集めます。今回のテーマは「転んだ場所」。(文:林雄司)
Source: daily