飲んでそのまま寝てしまい、次の朝テーブルの上に開けっ放しで残ったお菓子を片付ける。二日酔いで吐きそうなんだけど何か食べないと仕事にいけないので、と思い捨てる前のお菓子を一枚口に入れる。
メリ……
だ。もう決してパリッではない。湿ったお菓子のあのだらしのない食感。だけどなぜだか止まらずに食べてしまう。メリメリ、メリメリ……
なんだこれ、うまいぞ。
そう、湿ったお菓子は実はうまいのだ。作りたてのパリパリ感を持続するために窒素封入とか真空パックとか、研究を重ねてきたメーカーさんには申し訳ないが、僕はむしろ湿ったお菓子が好きだ。なに言ってんだこいつ、という大多数の人のために説明させていただきます。
※2005年9月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
Source: daily